ロ−カルニュ−ス

目次
1. ホシガラスの見た海
2. 白浜のオオワシ若鳥


〜〜〜 ホシガラスの見た海 〜〜〜
03年5月3日 伊藤 啓
   海岸にホシガラス・・胃中にマツの實・・・・・・東野 光治


12月21日、千葉県船橋方面で、ホシガラスが捕れたことをおしらせいたします。
實は、その日その方面に出かけました所、偶然霞網で小鳥を捕ってゐる少年と知り合ひまして聞きますと、 その前日、空気銃で変わった鳥を捕ったとのこと。
やっと、ゴミタメの中から探し出て見ますと、確かにホシガラスなので多少驚きました。
捕った所は、船橋、花輪、谷津の森といふ海岸近くの小高い松林の丘です。
5,6発も弾が命中して、やっと落ちて来たそうです。 胃中はマツの實で一ぱいでした。
ホシガラスが海岸で採集された一例として御報告致します。
<1940年(S15)野鳥―7巻2号に記載されていた記録です。>
当時の船橋―谷津は海岸が京成電車近くにあり千葉街道(現14号線)は船橋市内の本町通りから 大神宮の下を通り花輪駅 (現船橋競馬場駅)と谷津海岸駅(現谷津駅)の中間で踏み切りを渡り 海岸側へ出ていました。

<ホシガラス(‘98年7月)  山梨県富士山五合目
ホシガラスの出た花輪、谷津の小高い森は京成電車の船橋競馬場駅から谷津駅の北側になります。

船橋市立宮本中学校近辺に点在する松がその名残なのでしょう。特に宮本中学の裏手にあたる茂呂神社の参道は松の 疎林がある坂道となって当時の面影を色濃く残していると思われます。

5月になって茂呂神社を訪れその参道を登りました。オナガの群が松の木を飛び回っています。

ホシガラスの飛んだ頃この丘は松の木越しに陽光に煌めく豊かな海が望めました。
今その海は距離以上に遠くになっています。やがてここに海があったことさえ忘れられてしまうでしょう。

このホシガラスの資料は船橋市中央図書館に勤務されている三沢博志さんにいただきました。

三沢さんは『船橋市自然誌関係文献目録』を編纂されました。
そのあとがきに『三番瀬がラムサール条約登録湿地となることを夢みつつ』と締め括ってあります。



〜〜〜 白浜のオオワシ若鳥 〜〜〜

館山市 桜井涼子 
白浜町原漁港にオオワシ若鳥がいるとのビックリ情報をもらったのは1月18日のことでした。
おおわし翌19日が日曜だったのでさっそく行ってみると・・・
道路脇の電柱に澄ました顔で止まっているではありませんか。


すぐ近くで見るオオワシはさすがに大きいです。その周りでは小さなカラスが囲い込み作戦を展開しています。
だいぶカラスにつつかれていたと,前日に見た方から聞いていたので心なし元気がないようにも見えましたが…


喉から胸のあたりがぺちゃんこで,空腹なのでは〜?と心配になってしまいましたが,そのうちにウゲッという感じで口を開けペリットを吐き出しました。どうやら食べているようなので一安心です。


翌週の日曜(25日)に行ってみると,少し先の名倉にある消防詰め所の前の電柱に止まっていました。


その時に写真を撮っていたのがきっかけで,そこの消防士さん達と顔見知りになりいろいろ情報をいただくことが出来ました。


オオワシは朝は名倉海岸付近にいて,日中人が出始めると(ハバノリ採集など)どこかへ行ってしまうそうです。
そして夕方には戻ってくるとか・・・


2月9日の『白浜探鳥会』の後にも行ってみましたが,やはり海岸に人が出ていたのでオオワシは見られませんでした。


今日(16日)も行く予定にしていたのですが朝からの雨降りで断念。 カラスにつつかれたせいか,後頭部が禿げてしまっているのが痛々しいのですが…

房州にいるあいだにしっかりと餌を食べて,春には元気で北に旅立って欲しいものですね。



このレポートをいただいた桜井さんより
ー**−「オオワシは3月20日に北に向けて旅立った」ー**−
と連絡有りました。

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