さ え ず り


過去データ
〜〜〜『ほおじろ』2013.7.巻頭言から〜〜〜
千葉県の鳥の生息状況を記録しよう
日本野鳥の会・千葉県支部
県内でキビタキが繁殖するようになった
千葉県内でもっとも標高の高い地点は、嶺岡産地の愛宕山(南房総市)で、海抜408.2メートルです。

千葉県には低山しかなく、そこで繁殖する鳥の種類は限られています。


本会創立時には、夏鳥の、オオルリ、サンコウチョウ、センダイムシクイ、ヤブサメは繁殖するが、
キビタキの繁殖記録はありませんでした。

ここ10年ぐらい、キビタキの囀りが県南の低山地帯とともに、県北の谷地田周辺の環境でも
聞かれ、繁殖確認もされています(それゆえ、マナーの悪いカメラマンが繁殖妨害をする事例も
多くなっていますが・・・)。
減少する普通種、多様なる減少の原因
キビタキのように、新たに繁殖確認がなされ、個体数が増えて
いる種がいる反面、普通種でも個体数を減らしている種が多く
あります。


水田地帯で多く見られ白鷺の代表種と思われていたコサギ、
水田周りのヨシ群落で賑やかに啼き「行々子」と俳句で
詠まれた オオヨシキリ、各地の里山・谷地田環境に普通にいて
マグソッタカと蔑まれたサシバ、印旛沼探鳥会の夏の常連の
ヨシゴイ・・・。


いずれも、30年前に、あたりまえのように見られた鳥が、
いまでは個体数を減らしています。


個体数減少の原因は多様です。


@ 開発行為の結果繁殖環境が破壊されたこと、
A 水田農業の大規模化の結果アシ群落がなくなったこと、
B 『沈黙の春』の告発の結果DDTは禁止されても次々開発される新しい農薬(現在主流は
ネオニコチノイド系農薬)や除草剤(つまり枯葉剤)で餌となる生物が減少していること、
C 残留農薬の蓄積の結果動物の繁殖能力が低下していること、
D ミツバチが帰巣出来なくなり群れが崩壊したことと同様の原因で、渡り鳥の渡り行動にも
障害が起こっているであろうこと
・・・など、多様な原因があり、複合的に作用しており、原因究明は困難でしょう。


原因究明は難しくても、普通種が減っている事実は疑いようがありません。
減っていく鳥の現状を、きちんと見据えて記録を採り続けることは、野鳥の会のミッションだと
思います。


全県下の会員の皆さんの多くの目で、普通種の状況を見てご報告ください。
オオセッカ、コジュリンの生息調査のご参加ください
本会では、創立時から利根川河川敷や印旛沼周辺でコジュリンの繁殖調査をし、その調査中に
オオセッカの繁殖確認をしました。
以来、オオセッカの全数調査を毎年継続しています。


調査は、会員参加の公開調査形式を採用しています。

今年は、7月7日が調査日で(7月行事案内参照照)です。

事前連絡が必要ですが、多数の皆さんのご参加をお待ちしています。