さ え ず り


過去データ
〜〜〜『ほおじろ』2013.9.巻頭言から〜〜〜
千葉の海や里山で起こっていること 日本野鳥の会千葉県・幹事会
日本野鳥の会・千葉県支部
青潮で東京湾奥部で生物が窒息死する
2012 年 9 月の青潮の画像です。検見川沖から千葉港までが真っ青です。
青い色は硫黄酸化物の色で、海水は無酸素状態になります。


三番瀬を含む東京湾奥部では大量の底生生物が死に、スズガモなどの生活に甚大な影響を与えます。
近年、東京湾奥部のスズガモの個体数が激減しています。

本会と協力関係にある NPO 法人野鳥千葉では、冬季に東京湾全域でスズガモの動向調査を続けています。


今年は 8 月中旬までには大規模な青潮は発生していませんが、秋口、台風の接近などの影響で、北東風雨が吹き冷たい雨が降れば、青潮が発生するでしょう。



皆さん、海を見守ってください。

高濃度の農薬を水田に散布
毎年 7 月になると、農薬散布を知らせる看 板が立ちます。
散布されるのはネオニコチノイド系の農薬で、動物の脳内の情報伝達系を 阻害し、雄個体の精子の数が減らせることが知られています。


本会では、バタフライウォッチング協会などと共催で、5 月 18 日、立教大学でネオニコチノイド系農薬に関する、日本で始めての横断的なシンポジウム(鳥類、昆虫、脳科学、医学、生産者、農協、流通)を開催しました。


夏鳥の飛来数の減少、赤トンボの減少、佐渡で放鳥されたトキの雄の精子が少なかったこと、ヒトの幼児期の脳の形成に影響がある、など多くの警鐘が鳴らされました。

除草剤散布地では動物の個体数も少ない
下は水田地帯の景色。右は除草剤を撒いたところ、左は撒いていないところ。
注意してみると、昆虫やクモの個体数がまったく違うことに気づくでしょう。


農薬は国の認可も必要ですし、生物に対する影響の研究も進んできましたが、除草剤はほとんど研究がなされていないとのことです。


脳に影響を与えるネオニコチノイド、細胞分裂や発生を阻害する除草剤、ともに家庭用として普通に販売されています。
要注意です。