フィールドマナー
1.フィールドマナー
(公財)日本野鳥の会は、野にあるがままの野鳥の姿・生態を観察するバードウオッチングを通して、 自然と親しみ、自然を保全する心を育む活動を行なっています。バードウオッチングや野鳥の撮影では 野鳥の生活を邪魔しないよう心掛けなければなりませんが、よく見たい、良い写真を撮りたいとの気持ち が勝り、鳥や営巣場所に近づき過ぎ、鳥にストレスを与えることがあります。見られる、撮られる野鳥の 気持ちを第一に考え、思いやりのある行動を心掛けましょう。2.や・さ・し・い・き・も・ち
野外活動でのこのような心遣い、つまり基本的なマナーを「フィールドマナー」と呼びます。日本野鳥の会 では「や・さ・し・い・き・も・ち」の7文字からはじまる標語を提唱しています。や:野外活動、無理なく楽しく
さ:採集は控えて、自然はそのままに
し:静かに、そーっと
い:一本道、道からはずれないで
き:気をつけよう、写真、給餌、人への迷惑
も:持って帰ろう、思い出とゴミ
ち:近づかないで、野鳥の巣
3.撮影のマナー7か条
最近はカメラのデジタル化、レンズの性能向上が進み、野鳥撮影を趣味とする方が増えています。 撮影者が増えることで、撮影地周辺の住民に迷惑をかけたり、野鳥の生活を擾乱する等悪いマナーが 問題となることがあります。ここでは、野鳥撮影をする上で守って欲しいマナー7つを紹介します。(1)野鳥の巣には近づかない
(2)野鳥を追い回さない
(3)珍鳥や人気の鳥の情報を公開しない
(4)周囲の人や撮影場所選びには十分な配慮をする
(5)餌付けや、環境改変は行わない
(6)自然にやさしいマナーをこころがけよう
(7)ストロボは使用しない
4.野鳥観察・撮影のガイドライン
「野鳥や人に迷惑をかけない、マナーを守った野鳥観察・撮影を!」(公財)日本野鳥の会では2022年4月26日に 「野鳥観察・撮影のガイドライン」を公表しています。
(公益財団法人)日本野鳥の会ホームページより一部転載