ほおじろの声

ほおじろ巻頭言 2023年12月号

冬鳥の飛来状況に注意しよう

日本野鳥の会千葉県・幹事会

この冬、小鳥の飛来が多そうです

 温暖化の影響で山に木の実がなく,クマが街中におりています。
 この秋,「北海道に,イスカ,レンジャク,マヒワなどの小鳥が多く,木の実が少ないので本州に行くだろう」というような話を聞いてすぐ, 千葉県内でも,イスカ,マヒワ,ツグミなどの冬鳥の飛来情報が広がりました。
 地球規模で,環境が豊かになったから冬鳥が多いわけでないのが残念ですが,冬の小鳥がたくさん見られるかもしれません。
 そんな冬の記録を採っておくことも大事なことでしょう。皆さんの身の回りの小鳥の記録をお寄せください。

水鳥は減少傾向にあるようです

 三番瀬海域の調査では,11 月前半のふなばし三番瀬海浜公園地先でスズガモが1 羽もいないという異常事態が報告されています。 市川市塩浜1丁目地先,木更津市の自衛隊沖などに一定数が見られますが,今後の動向が気になります。
 カモメ類の飛来数も減少傾向にあります。
 地球環境に何が起こっているのか? 見続けることが野鳥の会の責務でしょう。